DCOM設定変更による問題の再現手順
本記事では、特定のDCOM設定変更によって発生するエラーについて、その再現手順を説明します。この手順に従うことで、システムエラーがどのように発生するかを確認することができます。
1. DCOM構成ツールを起動
まず、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択します。次に、dccomcnfgと入力し、「OK」をクリックします(図1参照)。
2. コンポーネント サービスを開く
「コンポーネント サービス」が表示されたら、「マイ コンピューター」項目を右クリックし、「プロパティ」を選択します(図2参照)。
3. DCOMセキュリティの設定を確認
「マイ コンピューターのプロパティ」が表示されたら、DCOMの通信プロパティを有効にします。また、認証レベルや偽装レベルを確認し、「匿名」などを選択することができます(図3参照)。
4. DCOM設定変更の確認メッセージ
設定を変更すると、システム全体に影響が出る可能性があるという警告メッセージが表示されます。この時点で「はい」を選択し、設定を反映させます(図4参照)。
5. システムエラーの発生
最後に、設定変更によりシステムが不安定になり、スタックベースのバッファーオーバーランエラーが発生する場合があります。このエラーメッセージは次のように表示されます(図5参照)。
これで、DCOM設定の変更によって再現できる問題の手順が完了です。
この設定の変更は慎重に行い、問題が発生した場合は元の設定に戻すのがお勧めです。